こんにちは^^今日8月11日は「山の日」ですね!
皆さんは、「山」と聞いて、何をイメージされますか?登山で登った山、キャンプで過ごした山などでしょうか?
その他にも家の窓から見える山や車で少し走るとと見える山など、身近にあり、「山」のイメージはすぐにわいてくるのではないでしょうか?
身近に山を感じていたり、楽しい想い出があったり、無意識に見ている山 それぞれ様々な山があると思います。
最初の写真は、筑後川温泉に泊まった時の窓から見える耳納連山です^^大らかで好きです。
私は仕事柄、九州各地の山林業地を訪ねるようになってわかった事があります。
延々とつづく山並みの中にも、山を守る人たちが関わっていること、そして そこには、山を守る人々の暮らしがあることを、、。
田んぼを見ると、お米を作っている農家さんの姿が目に浮かぶと思いますが、身近にある山を見て、山守の方々の姿が目に浮かぶでしょうか?
エネルギー源として、燃やされたり、家の建材として、そして様々な暮らしの道具として
使われてきた山の木は、戦前 大きな社会の変化から使いつくされ、日本の山は、はげ山
だったと記録が残っています。戦後の国の政策もあり、日本の山に大規模植林が行われま
した。日本の中でも九州は人の手で植林された山の面積割合が高く、人工林という事は、
人の管理が必要な山という事になります。私たちが普段何気なく見ている山に山守さんが
いることを、ふと山を見た時にイメージしてみてください^^。
そして 日本の山の歴史の中で、充分に育ち伐採時を迎えた木がこんなにも沢山ある時期は、
無いと思います。それは、昔は目の玉がとびでるほど高かった太い木(大径木)を押さえた
費用で使う事ができるという驚くべき時代です。使い方や発注方法、期間をかけるなど、様々
な配慮はいりますが、今しかできない木の使い方もあると思います。今でもお客様に「木は高い
ですよね?」と質問頂くことがありますが、今木材価格は高くありません。もちろん加工に技や
手間をかけることから、トータルでの判断になりますが、工業化製品としての住まいとは違う、
人が健康で快適に暮らす空間に身近な山にある木材を使う事は、お客様にとってもとても良いこと
が多いと改めて思います。
普段 山は何も言わず(^^;、もくもくと(木々と)木を育み、腐葉土など森の養分を育て、清流を創り、町に海にたくさんの恵みをもたらしています。
ありがとうございます!と、今日の山の日に、改めて身近な山に気持ちをはせてみました!